ホワイトハンズ大学 


 コラム【視覚障害者の性

はじめに:見えない「視覚障害者の性」


一口に「障害者の性」と言っても、四肢麻痺等の身体障害者や、知的・発達障害者に比べて、

「視覚障害者の性」がクローズアップされることは、ほとんどありません。


視覚障害者は全国で30万人以上存在するにも関わらず、彼ら・彼女らの「性」に関する参考文献や資料は、

全くと言っていいほど存在しません。

ごくわずかに、マスコミの記事や、統計的・学問的根拠の曖昧な断片的情報が、時折散見されるのみです。


本コラムでは、そういった断片的な情報を元に、視覚障害者の方が

自己の「性に関する尊厳と自立を守る」ための方法について、考察を進めていきたいと思います。

(掲載情報は、随時追加・更新いたします)


情報@:視覚障害者向けの官能小説朗読CD

2004年8月17日の朝日新聞に、「名古屋盲人情報文化センター」(名古屋市港区)が、

視覚障害者向けの官能小説の朗読CDを発売した、という記事が掲載されました。

これは、2005年4月5日の中日新聞でも取り上げられました。


同センターの製作した官能朗読本「花の歌」シリーズは、女性でも入手しやすいように、

見た目にはそれと分からないデザインで製作したそうです。


視覚障害者の官能小説に対する視覚障害者のニーズは高く、

全国視覚障害者情報提供施設協会の運営する「ないーぶネット」でも、

点訳・音訳図書の貸し出しランキング上位に、官能小説がランクインすることもあります。


しかし、現実には、官能小説は録音図書全体(二十万部以上)のうち、

わずか数十部程度しか存在しない、とのこと。


理由としては、社会的な理解がなかなか得られないことや、

音訳を担当するボランティアの主婦の方が恥ずかしがってしまう、といったことなどが、挙げられます。


現在、音訳が確認されている官能小説家は、勝目梓、横溝美晶、藍川京、末廣圭などです。



情報A:男性視覚障害者のセクシュアリティに関する考察

視覚障害者のセクシュアリティを取り扱った数少ない文献として、

1998年に『視覚障害リハビリテーション』48号に掲載された文章

『盲人男性は「美人」に欲情するか?〜晴眼社会を生きる盲人男性のセクシュアリティ〜』(倉本智明)があります。

晴眼者の美人観に振り回される視覚障害者の姿を、ユーモアと風刺を交えて描いています。


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